もう2月も終わりになりました。
月日が経つのは早いですね。
2月は、担当歯科医をしている 高校や 小学校 での保健委員会に出席したり、
老人介護施設にて口腔ケアについてスタッフ向け講習会をひらいたり、
そして昨日熊本で開催されたＫＯＣ勉強会の講演会で発表をしたり・・・
その他もろもろ、とくに2月は決算時期とも重なって、
あわただしい毎日を送っていました。 （発表についてはまた後ほど）
さて、今月はＨＤＯのスタッフ2名が誕生日を迎えました。
20代前半、とてもエネルギッシュな年齢です！
ＯＪ- いつも院内の雰囲気をあかるくしてくれる、元気いっぱいのスタッフです。
ＯＧ- 若くして１児のママでもあります。ガンバリ屋さんで、今もさらに上を目指し通信教育で歯科について勉強中です。
院内で皆でお祝をしました！
おめでとう。
１年間、充実した年になるように願ってます。
12月23日（祝）は 休まず診療いたします！
私が担当医をさせていただいてる、
老人施設 わだつみ さんから依頼をうけ、
今夜、スタッフ向けの講習会を開くことになりました。
昨日からその講習会に向け、
最終準備をしております
30分くらいで・・・・と言われたのですが・・・
あれもこれもと思っていたら、
資料だけで15ページもなってしまいました。
資料はあった方が後から見直すことが出来るので
よしとしましょう
高齢者の口腔ケアはとても大事なことです。
歯がほとんどないから、、、とか、
入れ歯だからとか、、、
そうやってケアをおろそかに、
口腔内の最近が誤嚥性肺炎の原因となるばかりではなく、
血管障害、心臓病、糖尿病などの疾患を引き起こすことも分かってきています。
また、寝たきりの方や麻痺のある方だと、
ご自身でケアするのが難しく、
施設職員の方やご家族の方の補助が必要となってきます。
ケアの仕方を間違えると大変なので、
正しい方法で毎日続けることがとても大切です。
わだつみの職員の方々は高齢者の口腔ケアにとても熱心で、
少しでもお役に立てればと、今回のご依頼も快くうけさせていただきました。
今週は、雪が降るみたいですね
寒さが厳しくなりそうですので、
皆様、お体にお気をつけください。
先週、私が専門担当医をしている老人施設へ定期訪問で行ってきました。
こちらの職員の方はとても熱心で、
真剣に私の話に耳を傾けてくださいます。
今回は入れ歯ケースと付属品を持って訪問し、
手入れの仕方などを説明してきました。
数人の方のお口の中を見せてもらいましたが、
やはりお年寄りがご自分できれいに入れ歯を使って維持していくのは大変なことです。
是非、御家庭にお年寄りをお持ちの方にも覚えておいてほしいことを何点かご紹介します。
まず、入れ歯は御自分の歯と違い、自浄作用がありません。 自分の歯と同様、それ以上のお手入れを毎食後欠かさずする必要があります。
‐取り外し、きれいに水洗い。
‐ブラッシング。
‐入れ歯洗浄剤につけ保存。
‐取り付けの際は、洗浄剤から取り出し、きれいに水洗い。
お手入れを怠ると・・・
デンチャープラーク（入れ歯に着く歯垢：食べかすとそれを栄養としている細菌とそのかす）が付着し、義歯口内炎などを起こす原因となります。
義歯口内炎⇒刺激や圧迫により、入れ歯の床縁や接着面が浮腫状に起こす炎症。
誤嚥（ごえん）性肺炎⇒食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまうことによって引き起こされる肺炎。就寝時、唾液を誤嚥し、唾液に含まれるている細菌によっても引き起こされてしまいます。高齢者、寝たきり老人の多く見られるます。
周囲の人たちで守ってあげましょう、お年寄りの口の中の健康。
※もちろん自分の歯を長持ちさせるのが最重要（これは若いころから気をつけておかなければなりません。）、最近はインプラントが浸透してきていますが、これもまた、歯の根っこの先にある骨が丈夫に保たれていなければ、打てない可能性があります。（虫歯予防・治療をきちんとしていないと、その怠りが長年にわたり骨に影響を及ぼします。）
御高齢の方は総入れ歯にすれば手入れが楽だと思い、総義歯を希望される方を多く見受けるのですが・・・毎食後の手入れは欠かせませんし、咀嚼能力は格段に落ちます。御家族の方が、お年寄りご自身の歯を一本でも多く健康に残せるよう、日頃のケアを心がけて頂きたいと思います。
